部屋干しできるアイテム

インテリアを気にしながら室内に簡単に物干しを作る方法

部屋干し

インテリアを気にしながら室内に簡単に物干しを作る方法がある。
インテリアを気にしながらと書いたのは気を使ってのことだ。
洗濯物が部屋の中に干されている姿はお世辞にも美しいとはいえない。

インテリア雑誌にはこんなに部屋に洗濯物が干せるのです。
きれいでしょ、うらやましいでしょといったものはない。
洗濯物が部屋にぶらぶらと下がるさまはインテリア的に絵にならないからだ。
それでも、日当たりのよいところに洗濯物はぶら下がる。

なぜか?

日当たりのよいもっとも心地のよい場所には
リビングや客間、和室よく使う部屋が配置されるからだ。
物干しに都合のよい場所は心地よいのだ。

洗濯物の乾く季節や乾くような日は誰も悩まない。
外で天日に干すことができるからだ。
では、部屋干しの必要な梅雨の時期や冬はみなどうしているのか
デザイナーの住宅は乾燥機で乾かすから洗濯物など干さないのか?
私の数々の設計した経験上それはちがう。

日本の文化の中ではつつましやかをよしとする風潮がある。
大金持ちの家であっても乾燥機ですませたりせずに
自分で干すということをやめない。
だから普段は目立たないように物干し竿がない状態で
天気が悪いときにささっと出てくるアイテムが必要になる。

天井から物干し竿が降りてくる機械もあるが
もっともコストがかからず簡単に設置できるのが
ワイヤーをつかった物干しだ。
部屋の端から端に必要なときにワイヤーを引き伸ばすもので
3Mぐらいは伸ばすことができる。
普段は写真のようなボックスがあるだけなので
物干し竿がどどんと放置されるということもない。

南の部屋や縁側、、廊下、2階の部屋の窓の前など
普段物干しがあってはならないようなところにも
このアイテムならあってもよいかと妥協できるところである。