高低差のある敷地の設計

愛知県の高低差のある敷地に建つ住宅で

敷地を購入するまでいくつかプランを作りました。

建築する敷地に決定するまで他の敷地にもプランを作り、

模型を作るなどして検討をしました。

敷地は建築協定のあるエリアで

高さの制限や北側からの距離が定められていました。

特に2階のボリュームまで壁面後退が指定されていたので

セットバックするなどのボリューム検討を必要としました。

内部空間については外から想像しにくい間取りを要望されていました。

建て主は以前設計した住宅の画像をインターネットで検索して

設計事務所へ電話を頂いて設計を依頼していただいたので、

外からどうなっているか分からない間取りというのがコンセプトになっていました。

外観は箱型にしながら内部空間はスキップフロアにして

設計事務所ならではの面白みをつけるのと

収納スペースや天井の高さなどの実用性を加えていきました。

ダイニングとリビングは2段の階段でスキップフロアになっており、

1階と2階の間に蔵収納を設けることでリビングの天井を半階高くすることができました。

インテリアは間接照明などを使いシンプルだけどデザイン性が感じられるようにしました。

リビングに接する畳コーナーは小上がりにして

畳の下を引き出し収納にしています。

リビングには学習コーナーカウンターをつくり

子供の成長にあわせて、お絵かきや宿題のできるスペースをつくりました。