テーブルが置ける広さの屋上テラスを作る

屋上テラスには2階部分や最上階などのテラスがあります。
一般に言われているのは最上階の部分、
屋根の上部に登ることのできる景色の良いテラスを
屋上テラスとか展望テラスなどと呼びます。
テーブルや椅子の置ける規模のものや
物見台程度に人が数人たてる広さのものもあります。

屋上テラスのアクセス方法ですが
階段室を最上階まで延長してペントハウスにするものや
ロフトから外部へ出るプランなどがあります。

屋根部の場合、周囲の景観が一望できるので
通常とは違った視線で敷地の眺望を堪能できます。

また、天窓や高窓のメンテナンスが必要な場合なども
屋上テラスを設けて上から清掃などを行うプランニングが重宝します。

2階のテラスから外階段を上って屋上へあがる
1階のテラスから2階へ上がるなど
階段でテラス同士をつなげることで
外部空間をより楽しむことも出来ます。

近年ではエコなどの観点から、
屋上緑化などの製品も販売しています。
事前に重量などを計算して設計しましょう。

屋上テラスの表面は小さな面積であればFRP防水
大面積ならばゴムやシート系の防水
アスファルト防水をして防水層を保護する仕上げ層を
設けてデザインをしていく場合もあります。

テラスの床をタイルで防水を隠す。

テラス タイル

木造住宅のテラスは防水層の表面が露出する場合が多い。
コンクリートのマンションに比べて軽量化をはかりたいこと
そして防水の保護にモルタルを塗るということが一般的ではないからだ。
結果としてFRP防水やシート防水、ゴム系の防水の表面が露出する。
見た目に気になるのでデッキを上から敷くことで見た目を改善する例もある。
木材は軽いのですのこ状のものを表面を手軽に置くのは
簡単でよい手段といえる。

デッキ材のほかにタイルの質感を作りたい場合がある。
タイルというのはモルタル下地を使うと重量が増える。
さらにモルタルを流し込んだ場合メンテナンスするときは
一度はがして施工をやり直すことになる。

手軽にメンテナンスができてテラスにタイルを敷く方法がある。
タイルの下に樹脂製のパッキンがついているので
タイルの下を水が流れることができて防水の表面も傷めない
軽量なテラス用のタイルパネルである。
素人でもつなぎ合わせて簡単に敷きこめるので
竣工後に自分で施工すればかなりコストは抑えられる。
写真は山本関西プロデュースのテラス用タイルだが
表面の質感と白い表情が秀逸だった。

バルコニー タイル

こうした規格のある商品はサイズが空間に合わない
端の部分を何らかの方法でカバーしなければならないが
施工例では白い玉石を使った。
水はけがよいことと隙間を埋めるのに自由なことが便利で
寸法のあわないところを風情よく埋め合わせる。
草や葉っぱなどごみも石の表面で防ぐことができる。

写真の施工例は2階の浴室の前にプライベートなテラスを設けた場合
脱衣室とユニットバスに常時明るい光がさんさんと降り注ぐ。
木造住宅では作りにくかったテラスの床をタイルで作りこみした。
メンテナンスのときはばらして取り除くことができる。

木製デッキで屋上テラスを演出する

デッキテラス

屋上にテラスを設けた場合、防水の仕上げがそっけない為
もう少し雰囲気の良いスペースにしたいと思ってしまいます。

防水のカラーバリエーションはグレーとか茶色のシンプルなもので
それ自体は良くも悪くもなく機能的な素材です。

デザインの良い空間と呼ぶには程遠く
落ち着ける居場所、やさしい雰囲気の場所とまではいきません。

床にデッキを敷くだけでやさしく落ち着きのある場所になるので
床に木材を敷き詰めてみましょう。

パネル状に自分で施工できるものもあるので
ネットで検索して購入するのもありです。

樹脂デッキ テラス

デッキ材には天然の木のものと
樹脂デッキと呼ばれる木の粉を樹脂で固めたものも存在します。

天然木のデッキ材は色あせしやすいので
長期的なメンテナンスを考慮したいのであれば樹脂デッキがお勧めです。