無垢材に見える集成材をカウンターに使う

住宅の内装でよく使われる集成材カウンターですが、
集成材の継ぎ目が気になるという方がいらっしゃいます。

そこで無垢の木材のカウンターの方が風合いが良さそうなので
タモの無垢材とかを使ったことがあります。

風合いは良いのですけれどもやはり数年するとねじれたりすることがあり、
長年の事を考えると経年変化がリスクがあるというのは避けられないこともあります。

無垢材の風合いで集成材がないかということなんですけれども、
チャネルオリジナルという会社のフリーボードというのを私はよく使っています。

フリーボードの特徴ですが縦のラインの継ぎ目はあるけれども
長手方向にたいしてブツブツと切れる線がないのが特徴です。

そのため流れる方向に対してしっかりと木目が伸びるため
無垢の木材に似たような風合いを保つことができます。

見た目はほぼを無垢材に近いので
自然素材自然塗料などのコーティングをして使うことがあります。

床を無垢材にした場合とか内装がナチュラルな場合に
非常に見栄えが良く自然な感じに収まるので気に入って使っています。

住宅のインテリアをスチール手摺でモダンにする。

モダンリビングの雑誌などで階段の施工例などを見ると
手すりをスチールでつくり
シンプルな色でまとめているのを見かけます。

スチール手すりの発注と塗装工事が必要になります。

塗装は工場で塗装してくる場合もあり
焼付塗装だとさらに塗装の精度の良いものになります。

木製階段にスチール製の手すりをつける場合
支柱や支えるところが少なすぎると
足元のビス、ネジが緩む原因になります。

 

 

手すりの形状はフラットバーのような四角い板
丸パイプ、丸棒など様々な種類があります。

大きな部材は丈夫な反面モダンに見えない場合があるので
プロの意見を良く聞いてサイズを確定しましょう。

手すりの桟が少なすぎると、
子供が落下しそうで怖い等の理由で
網などを後で買わなければならないようになります。

もしくは網をしばらく張っておく覚悟で
すっきりとした手すりデザインにする方法もあります。

手摺の桟の間隔をどこまで細かくいれるかも
見た目のシンプルさに大きく影響してきます。

半透明のカーボネート手摺でインテリアを作る。

参考の画像はツインカーボネートの手摺です。

スチールの手すりにカーボネート板で半透明の仕切りで

光は通して視線は遮っています。

暖房効率など空調的にランニングコストを抑えたい場合
小さなエリアで仕切りを設けて寒い季節でも暖かくすごしたい
でも、大きな空間として見えたい場合
ガラスのような透明な仕切りを設けることで
解消する計画もあります。

また、光だけを入れたい、見えたくない場合
透明なガラスの場合、見えすぎるイメージが合わないため
フィルム貼りのガラスやカーボネート板で
仕切りや引き戸などを製作して間仕切りします。

ライティングレールは後から自由な位置に照明を移動できる

住宅の居室は一部屋に大きな蛍光灯で
照明計画することが多いのですが
デザイン住宅や吹き抜けのある家など
インテリアが特殊な場合は照明が不足するエリアがないか
心配になって必要以上に照明をつけがちです。

多めにつけて消しておけばよいという考えもありますが
後から増設できて位置も自由になるレールがあれば
ある程度の不安は解消できるはずです。

店舗計画などで天井にレールがあって
スポットライトなどが好きな場所に
取り付けられるのを見たことがあるでしょうか?

補助的な照明としてライティングレールをつけても良いし
メインの照明でも個数を後から変えられたり
場所を移動できることから店舗では重宝します。

住宅においても絵画を飾る場合などに適しています。

後から家具の配置を変えそうな場合でも
レールの範囲でスポットライトが移動できることや
個数を後から増やすことが出来るので
照明計画に不安のある場合レールのみを設置しておくことで
様々な変化に対応が可能になります。

住宅の内部にファミリーライブラリーをつくる

廊下は部屋と部屋をつなぐ通路だけに考えると
多少もったいない感じがします。
そこで壁面を本棚や収納にしてしまう発想をしてみます。

まずは本棚を埋め込んで見ます。

本棚に囲まれるとかなりの圧迫感があるので
通路の片側だけ収納棚にしたり、
棚の上に窓を設けて光を取り入れたりします。

吹き抜けの手すりを本棚にして本棚の上は開放すると
開放感がありさらに収納力もアップします。

この場合家具で作ってしまう方法と
簡易的に棚板のみをダボレールなどで
固定する方法があります。

本棚の間から外へ出ることのできるプランや
廊下を少し広めにとって座り込むことができる
そんなゆとりのあるプランニングをつくることで
長い目で見れば生活にゆとりができて
自分に還元されると考えてよいのではないでしょうか。

トイレに間接照明をつけて癒しのスペースにする

トイレというのは1日に数回使う場所になります。

キッチンやお風呂よりもむしろ使用頻度が高いスペースです。

なのにあまりインテリアにこだわらなかったり、
ただトイレとしての機能だけのものがほとんどです。

トイレはもっと心を落ち着かせる場所であったり
リフレッシュする場所であれば精神状態も良くなるものです。

トイレで重要な要望のひとつに収納があります。
そして必ずつけなければいけないのが照明です。

そこで収納と間接照明を組み合わせれば
癒しのスペースと機能面で2度おいしいということになります。

トイレの壁に収納ボックスをつけて
扉を開けるとトイレットペーパーを入れられるようにします。

そのときに蓋の裏側にLEDの照明を仕込むだけで
間接照明になります。

LEDのテープライトなどは安価なものですので
直ぐにでもできるインテリアのアイデアになります。

住宅のインテリアにニッチを作る

壁にくぼみを設けて飾り棚をつけるアイテムを
ニッチと呼びます。

廊下の突き当たりや玄関ホールなどに配置して
無愛想だった空間にアクセントをつけるためにつかいます。

ニッチのくぼみには台をつけるのが通常です。
木製の台、大理石の台など、一工夫で見栄えが変わります。

サイズにや奥行きによって大きくデザインが異なるので
オリジナルのデザインを色々と考えて見ましょう。
またくぼみの上部にダウンライトなどの照明を仕込んだり
天井のスポットライトで照らすなどの照明の効果でも
驚くほど見栄えが変化します。

カウンターをガラスで作り、照明を仕込む
店舗のようなつくりも住宅に取り込むことができます。

手間はかかるので、一箇所当たりいくらか
追加を請求される場合もありますが
デザイン次第では空間を劇的に変化させるアイテムになるので
スケッチを描いて施工者や設計事務所に渡してみましょう。

建築雑誌から写真をコピーして渡すのも良いとおもいます。

本棚を吹き抜けの手すり壁にして一石二鳥のインテリア

一般的に手摺といえば、壁手摺や
スチール手摺、ガラス手摺などがあります。

住宅の場合少しでも収納を増やしたいために
いろいろ工夫していくと壁に収納を埋め込みたくなります。

そこで手摺も収納にしてみましょう。

 

集成材やMDFなどで棚やカウンターをつくったり
既製品の棚を埋め込むのもよいでしょう。

吹き抜けなどがある場合は吹き抜けとの境の壁を
低めの高さの収納棚にします。

これだけでもかなりの収納量が増えます。

扉はオープンであれば少しはコストの縮小になります。

扉をつければインテリア的にはすっきりするでしょう。

ロールスクリーンなどで目隠しするのもひとつの方法です。

吹き抜けがない場合は階段の手摺部分を壁収納にします。

文庫本や、コミック程度の奥行きの棚であれば
奥行きが著しく増えるということもないので
現在の間取りのまま棚を作ることもできます。

棚の見積もりが高すぎるときはニッチ(くぼみ)だけを
数箇所設けるだけでもちょっとした物も収められます。

ガラスブロックを住宅に使う方法

ガラスブロックを上手に利用する方法

住宅内部でガラスブロックを上手に利用することで
個性的なインテリアを作っている事例も多く見られます。

ガラスブロック自体はネットなどでも価格が公表されており
高額ではない価格で手に入れることができるようになりました。

ガラスブロックは連続して大面積で使用する場合
縦も横も3列に1本ほど鉄筋を入れて
転倒や崩れるのを防止します。

1列程度のスリットや1個づつの
上手な利用方法としては内部の壁に使用する方法です。

 

外部に使用した場合
ガラス入りのサッシと同様に防水の納まりため
アルミやステンレスの枠が必要になります。

内部の場合防水はいらないので
内部の壁にアクセントとして使用した方が割安となります。

また、ガラスブロックの種類によっては
透明なものや半透明、色つきのものもあるので
シンプルに無職のものや、色つきで1色2色3色と
デザインしていく方法もあります。

使用する場所の例としては
子供部屋の廊下の間の壁やトイレの壁
リビングと玄関ホールの間に大きく配置して光を取り入れるます
光の演出のできるスペースであればどこにでも使用可能です。

ガラスブロックは使い方や配置によって
クールにもかわいいデザインにもなるので
好みに合わせた色やデザインを心がけましょう。

ウォークインクロゼットの中にアクセサリー用のガラス棚をつくる

参考の施工事例はウォークインクロゼット内部のガラス棚です。

この棚はアクセサリーを陳列するための棚で
可動棚になっています。

設計段階では合板にポリ白の白い棚の予定でした。
現場でガラスに変更したのですが

コストはほとんど変わりませんでした。

アクセサリーを載せるだけという軽さのせいもあると思います。

棚の上部からダウンライトで照明を当てて
ガラス付近がぼんやり明るくなるようにしています。

何の変哲もないウォークインクロゼットだったものが
ガラスの棚と照明だけでおしゃれなスペースに見えました。

変更してよかったなといったところです。

さすがに重いものを乗せるようにはできてはいませんが
小物をおく棚としてウォークインクロゼットの中だけでなく
他の場所でもつくることができたなあといった感じです。

子供部屋に作り付けベッドを作る

子供部屋スペースに作った作り付けベッドをつくった施工例です。

子供部屋にベッドを購入して配置するのもよいですが

限られたスペースの中では壁に埋め込んだベッドルームがあれば
他のスペースは広く使うことができます。

昔あった寝台電車(いまもあるかな)のように
ワクワクする要素もあるでしょう。

そして子供は狭いところにこもると喜ぶ。

自分の部屋にさらに自分だけのスペースがあれば
隠れ家的にあってさらに子供が喜びます。

人の家にないアイテムが新築の自分の家にある。

こんなに楽しいことはないでしょう。

反対側のスペースを反対の部屋でベッドにすれば
スペースはさらに有効活用できます。

作り付けベッドを作ってみましょう。

玄関にベンチ収納をつくる

玄関にベンチを兼ねた収納を作ってみます。
木の雰囲気を生かしてナチュラルな箱を
テラコッタタイルの玄関床にあわせて見ます。
木の塗装はリボスなどの自然塗装を施して汚れ対策します。

ベンチの高さにするのは、
腰をかけて靴を履くのに便利なためで、
とくにブーツなどを履く場合は便利でしょう。

靴を履くのに使わないのであれば
ベンチの上に飾り付けをして
インテリアアイテムなどを置いてもよいでしょう。

ペットのためのグッズを入れたり
サッカーボールやグローブを入れる場所にしたり、

屋外で使うものを玄関ですぐ取り出せるようにするには
便利な収納スペースになります。

クロゼットの中を可動収納にする

クロゼットの中にはたいていの場合
ハンガーパイプが設置されていて
枕棚と呼ばれている棚がその上についている。

途中の段に棚がほしかったり
ハンガーパイプをもう少し下にしたいなど
個人によって棚やハンガーパイプの数や
位置などの要望は異なる。

すべての要望に近づけるためには
棚が動くようにしておく
ハンガーパイプが動くようにしておくことができる。

ハンガーパイプも追加して増やせば
二段にすることも可能で
高さも自分で調節することが可能
横にあるレールがダボレールとよばれるもので
それにハンガーパイプを動かすことができる
専用の金具をとりつける。
(ハンガーはスリーナインシマノ社 999シマノ ハンガーで検索であります)

棚も同じサイズを数枚増やすことで
クロゼットの中を細かく仕切ることが可能
限られたスペースを最大に活用する収納術です。

北の窓は意外に明るい

南が広く庭になった敷地、東西に長い家は快適です。
それは誰しもが欲しがる環境だし気持ちよいのです。
マンションの場合は多くの場合その条件を満たすことができます。
ところが戸建の場合その条件の土地は高額です。
東西に長く南の開いている敷地で希望のエリアを探す。
かなりの予算を必要とします。
身の丈にあった価格で土地を探して購入する場合
間口が狭く、南北に長い土地、東西に長くても
南側がふさがっている土地も多いのではないでしょうか?
もしくは今お手持ちの土地がそうかもしれません。

東、西しか光が取れない。
その条件でも十分光は確保できるし快適です。
問題は北しか光がとれない。
北側の眺望がよく条件がよい場合です。
まずは北側の窓は明るいということを知らないといけません。
オフィスや勉強するスペースにはかえってよいです。
光は反射するものですので北の土地に反射して
天気の良い日は明るく見えます。
どうしても温度が上がりにくい場合
天窓や、南の高窓で補います。
北向きの土地でも十分明るい部屋はできます。

家の中に目隠しの塀をつくる

家の中に塀ですって?
別にブロック塀をつくろうというのじゃありません。
2Mや1.5M程度の目隠し塀を作ってそのうしろにスペースを設ければ
そこは収納になります。壁はギャラリーになります。
TV掛けとしても有効でしょう。

パーテション程度だと何か置き家具のようで
雑然とした感じになりますが、
壁で立ち上げるとインテリアの一部としてかなり
空間が変化するものになります。
コート、帽子、すぐ使いたいものでなんでも裏側にしまいます。
すぐ取り出せるし見えないというのが嬉しいですね。

ソフトクローズ機能付きのドア

ソフトクローズ機能付きのドアをつかってみる

最近、では住宅のドアにばたんと閉めても
しまる瞬間に速度を下げてゆっくりしまる
ソフトクローズ機能のあるドアが出現している。
住宅用は引き戸で以前もあったが、
住宅用開きドアでも各メーカーでオプションとして
追加できるようになっているようです。
これ、現場で使ってみましたが

面白いのなんの

思いっきり閉めてもしまる寸前に減速して
音もなくすっとしまります。
喧嘩してドアに八つ当たりができなくなります。
大声を出しながら、ばたんとドアを閉めて退室ができません。

もともとは手をはさまないように考案されたようで
子供の小さい家で重宝すると思います。

写真はパナソニックのソフトクローズドアで
すこし黒く目だって見た目は悪いものの
ゆっくりとしまる機能はきちんとしていました。

ライティングレール

あらかじめライティングレールをつけておき、あとで照明を補う方法です。

少し照明の量が不安だなと思う時や
テーブルを置く場所が変わりそう、居場所が変わりそう。

適切な照度というのは決まってはいるのですが
明るさは人によって感じ方も変わります。

ライティングレール

そこで、後でスポットライトを増やすことのできる
ライティングレールを設けます。

スポットライトでなくてもレールさえあれば照明を増設が可能です。

住み始めてから照明は追加すればよいので
まずは必要最小限から新生活をスタートできます。

スキップフロア

スキップフロアで空間を分ける設計例です。

ワンフロアのスペースで広く見せながら
空間だけを2つに分ける方法があります。

一部屋の真ん中部分に40~150cmぐらいの段差をつけて
階段などで行き来ができる状態にします。

視線は別々になりながら天上がつながった状態など
空間を大きく感じながら居場所を分けることができます。

スキップフロア

大きく段差をつける場合は手すりなどで落下防止をしますが
小さな段差であれば階段のみで開放感を演出します。

階段を介してリビングとダイニングを分けたり
大きな寝室の真ん中でスキップさせてアクセントにします。

スキップフロアの下の階はどちらかの天井を
高くすることができたりします。

階段の踊り場にベンチ収納

階段 踊り場

階段の踊り場にベンチをつけてみます。

安全上の理由から階段の踊り場を階段の
ほぼ中間地点などに配置するプランも多いかと思います。

でも階段を上り下りする以外に使わないスペースになります。

少しでも空間を利用したい場合スペースを狭くするのではなく
少しだけ踊り場を大きくしてベンチを付けてみましょう。

踊り場は使わない場所ではなく
腰をかけてくつろぐ場所へはや変わりします。

スペースをどんどん狭くしていくのではなく
一見無駄なスペースを追加することで
利用価値を高めていくことも注文住宅の一つの手法です。

ベンチをさらに収納として利用するアイデアプラスしたり
フックをつけて洋服をかけるなどの工夫も便利です。

坪庭画像

坪庭

坪庭というのはたった1坪ほどの庭のことで
大きさで言うと畳2つ分ぐらいという意味
小さな庭を表現したものです。

和風の小さな庭の事を指すことが語源ですが
モダンでも小さな庭のことを伝える言葉として使われます。

その小さな庭を住宅のプランにもりこんで
大きな窓を付けてみましょう。

庭に反射した光が窓から室内へ入ってきます。

小さな中庭を住宅にプランニングした場合でも
大きさに関わらず壁に反射しながら光は内部空間へ届きます。

明るさを求めたい人にはお薦めです。

写真は住宅の坪庭から光のビームを部屋に入れる施工例
玄関とリビングと廊下にひかりと坪庭の景色を取り入れられました。

畳コーナー

琉球畳で和風のコーナーを作ってみます。

琉球畳

しっかりとした畳部屋ではなく
モダンなたたみコーナー的なものが欲しい場合
ふちなしの畳や琉球畳などが好んで使われます。

癖のない、すっきりしたデザインが好まれているようです。

畳部屋を作るとなんだか高くなりそうなイメージですが
コストアップの原因は床柱や床の間などの
天然の木の造作工事です。

畳を後で敷くだけのモダンな和室であれば
竣工当初はフローリングでも良いでしょう。

畳コーナー

敷きたたみは半畳で5000円程度、
琉球畳は後で敷くものであれば半畳で7000円程度です。

おそろしくコストがかかるものではありません。
不便を感じたら畳を納戸などの収納に片つけます。

トイレ収納

トイレ収納

トイレの収納をつけるのを忘れてませんか?

トイレの収納がほしい場合はきちんと設計者に伝えましょう。

スペースがあまりない場合は壁や上部に設けます。

手洗い器とセットでつくるのもよいでしょう。

トイレットペーパーなどをストックしておくのに便利です。
棚一枚でも便利になります。

トイレ 手洗い器

洗面所やキッチンの収納は気を使うのに
意外におろそかになりがちなトイレ収納
予算の増額を伝えられてたじろいではいけません

毎日使うスペースのグレードアップですから
バス並に予算を使っても良い場所なのですから
発想を転換してトイレに気を使ってもうがんばりです。

たたみ下収納をつくる

今回は段差の下に引き出し収納をつける例の紹介

たたみ下収納 引き出し収納

たたみコーナーやスキップフロアを設計した場合
段差の部分を利用して収納を作ることも可能になります。

引き出しはキャスターをつけることで
奥行きのあるものも製作が可能になるので
大幅な収納力のアップになります。

大きな木の箱の下に椅子のキャスターや
扉に使う戸車のようなものが付いているイメージです。

キャスターが自由に動くと横の板にこすれて出し入れしにくいので
キャスターはあまり自由に動かないタイプが良いと思います。

キャスター部分の下にあらかじめレールをつけておくと
スムーズに引き出しが出し入れできるようになります。

引き出し表面だけ壁の色に合わせれば目立ちにくくなります。

普段は目立たない場所にたくさんのものをしまいこんでみましょう。

書斎は狭くてもつかえる

書斎 狭い部屋

いろんな個室があります。
寝室、子供部屋、書斎、家事室パソコンを使う部屋、和室、スポーツに使う部屋
まあいろいろありますけれどもシアタールームとかですね、
その中で趣味の部屋、ホビールームとかですね、
そういった遊びの空間っていうのは必ずしも四角い空間、
整ってなければならないと言うわけではありません。

むしろですね小屋裏、屋根の形が天井の形に成っているとか、
そういった一見マイナスの条件に思えるもの、
形が円いとか細長いとか、
そういったものでもホビールームのような場所、
趣味の展示に向いている場合があります。

ですから、すべて均一の部屋を造るということは
本当は必要ないという事なんですね。

狭いほうが個性的な部屋になる場合や
天井が低いほうが落ち着くとか面白みがあるという場合があります。

小屋裏部屋 天井の低い部屋

こもって何かをしたいと言う場合は
普通の2メーター50センチの天井は必要としないはずです。

地べたに座って本を読むとかあるいはプラモデルを造るということであっても
椅子に座れる天井の高さがあればよいという事になります。

そういったいろんな物を趣味のことをするのはかえって
悪条件の場所でまあ断熱とかさえしておけば
かえって面白みがでると言うことが多いんですね。

そういった場所の言うのは造ろうと思わないと出来ない事があります。

昔の建物であれば天井裏が大きいとか、
最近の作り方でいうとやはり合理的なつかり方をしてますので
人が立てるという天井裏は必ずしも取れない場合があります。

ですから人が頭が当たらない程度に立ちたいんです。

狭くても良いからほしいのです。
という要望をきっちり伝えてそういった天井裏を造る、
わざと造るそういったことが必要になってくると思います。

ガラスブロックをインテリアに使う

ガラスブロック

ガラスブロックは視線を防ぎながら
光を入れるのに重宝するアイテムです。

ガラスが正方形なので見た目に障子代わりに使えないか?
そう思って和室に使用してみました。

スリガラスのタイプのガラスブロックを使用したせいか
見た目に畳スペースと相性は悪くなかったです。

紙に比べて少し冷たい印象があるので
モダンな和室向けにインテリアを作る素材としては使えます。

すのこで廊下を作れば光は下に落ちる

採光 住宅

2階の廊下をすのこでつくった場合
光は隙間から下の階に落ちるようになります。

もちろん下が見えるので少し怖い。

デッキや縁側などでは地面が近いので怖くないのですが
2階の床になったとたん
折れたらどうしよう、下に落ちたらどうしようと
心配になってしまうのです。

折れないような太さの材料でつくれば全く問題ないし
下地の間隔を細かくすれば折れにくくなります。

30cmや45cmぐらいおきに下地を入れると安心感がまします。

90cmおきでも実際は床の根太がそうですから
問題はないといったところです。

どうしても怖い場合はカーボネート板を上に乗せると怖くなくなります。
半透明だと光を通すゆかになります。

店舗仕様の表札を依頼してみる

店舗 サイン

写真ガラスモザイクサイン:夜は中が光ります。

住宅用の表札ってありきたりのわりに高価ですね。

石やステンレス、ガラスなど様々なタイプが販売されていますが
なぜか小さな長方形や正方形のものが多いです。

店舗のサインを想像してみてください。

ものすごく自由な発想でサインをつくっていますし。
巨大なものも存在します。

店舗のサインを考えればもっと
自由な表札を考えられるのではないでしょうか?

世の中の繁華街やビルに取り付けられたサインを見てください。

看板って無限のパターンがあるので楽しくなります。

デザイン・素材・大きさ・形、照明の仕込み方、光沢
特注すると考えたらものすごく自由度が生まれます。

オリジナルのアイデアで店舗用の看板屋さんに注文してみましょう。

周りから室内が見える場所での窓の作り方

カーテン インテリア

周りの視線を気にせずに生活がしたいのです。
新築のプランニングをするときにぶち当たる悩みである。

それは人のすまない山の中に住むか
目の前にまったく人が通らない場所の土地を購入しましょう。
これが正解である。

どうだろう、数年に一度そうした敷地の設計を依頼はされる。
しかし、多くの場合住宅の建つ立地は都市であり
必ず窓の前には家が建ち、家がなくても道路があるはずである。

どうしたら覗かれないようになるのか?
答えはカーテンやブラインドにある。

日本の都市の中で視線を感じない立地などないのだ。

見そうな時間帯は光を入れながらうっすらと視線をさえぎる。
部屋の中から自由自在にコントロールできるカーテンという方法は
意外にもあまりにも定番な方法で、かつ簡単だ。

そんなことは知っています。そういうだろう。
それでも周りからの視線から手早く開放されるには
カーテンというものがとても便利なのだ。

プリーツスクリーン

カーテンは視線をさえぎりながら光を取り込む。
周りの景色の見え方すらこちらの都合で調整が可能。
手元の紐であけたり締めたりすこしだけ景色を感じたり
まったく感じないように光だけ取り入れたり
実は家の中から自由自在にコントロールできる。

視線なんか気にしないで
自由に気持ちのよい方向に窓をとるべし。

そのぐらい気楽に構えてもよいのだ。

スキップフロア

建築雑誌や写真ではスキップフロアはよく見かけます。

リビングとダイニングが半階ずれていたり
1メートルぐらいの段差が部屋の中であったり
魅力的なのにつくりかたが分かりにくい手法です。

プロに任せればすぐ出来そうなものですが
平地でスキップフロアを作る為には
段差を生じる為の工夫が必要になります。

平面図では極めて分かりにくいので
断面図で計画をしていきます。

スキップフロア

吹き抜けを作りながら段差を生じる方法
駐車場など天井高さの低い部分を作りながら
段差を設計していく方法
そして傾斜地を利用してスキップする方法です。

スキップフロアの作りやすい敷地条件というのがありますが
何もないところに立体的な仕掛けをする為には
断面図を描いて、立体的な思考をしていきましょう。

鉄骨階段は木造住宅で重宝する

鉄骨階段 住宅

木造住宅にインテリアとして見栄えの良い
シースルーの階段を作る例も多く見られます。

木の階段との大きな違いは加工して搬入されることです。

現場での組立が少ない為比較的早い段階で現場に設置が可能になります。

現場に階段が早めに設置されると上下の上り下りが円滑になり
作業効率が向上するというメリットもあります。

チェッカープレート 階段

シースルーの階段は光や視線が通りやすいので
部屋が大きく明るく見える効果もあります。

階段下の収納などをつくることはできないデメリットもありますが
インテリアをモダンにつくる為には視覚的効果もあります。

階段下を人が通る際に危険の無いディテールも検討が必要です。

手すりの形状によっては小さなお子様のいる家庭に不向きな場合もあるので
よく打合せしながら手すりの形状を決定していきましょう。

壁面収納の実例

壁面収納

壁面収納と一口に言ってもさまざまな方法があります。

壁一面を全て収納にする方法。
それを扉で隠す方法もあります。

コスト重視でいくなら壁にニッチのような穴をあけて
オープン収納にします。

棚板をダボレールで必要数設ければ本棚としても機能します。

石膏ボード下地ではなく合板下地にするか
補強下地があればある程度の重量にも耐えることができます。

扉で隠す仕様にすれば部屋もすっきりと納まります。

収納は多くあっても邪魔にはならないので
インテリアをすっきりとまとめる為に
工夫して増やしておきましょう。

ビルトインガレージは部屋から見えるほうが面白い

ビルトインガレージ 間取り

上の画像はガレージの隣に中庭のある住宅プランです。
中庭の向こう側はリビングになります。
中庭越しにガレージの愛車がいつも見えるようにしました。

ガレージはRC造で頑丈かつ防音性能も高いですが
機密性が高く排気ガスがこもりやすいです。

プロペラファンをつけて強制排気するようにしました。

シャッターはオーバースライダーにして
外から見た目もすっきりしています。

間取り ビルトインガレージ

鉄骨造の住宅場合梁のデザインにも気をつけたいところです。

あらかじめ穴を開けることで配管を通りやすくしました。

アルミの外壁と合うようにシルバーの塗装を施しています。

書斎からガレージが見える窓をとり
玄関ホールからも車が見えるようにしました。

ガレージの素材は見た目を左右するので
自分の好きな質感を整理して考えましょう。

洗面脱衣室を明るく広くつくる方法。

洗面脱衣室 施工例

脱衣室からテラスが見えるようにしてみましょう。
ドアもガラスで開放感を持たせて見ます。
外からの視線は高めの塀で隠します。

お風呂との間の壁もガラスにして一体感をもたせてみましょう。

太陽の光が入りやすくすることで洗面脱衣室は
朝から爽快なスペースになります。

坪庭 施工例

↑上の画像はバスとキッチンと洗面所の間に中庭を配置した例です。
小さな中庭でたくさんの効果が得られるようにしています。

窓を外部に大きくとることで想像もしてなかったような効果があります。

もったいないけど少しだけ半外部空間をつくることで
光や緑などで自然を感じることのできるスペースになります。

植栽も向こう側は目隠し格子で光をやわらく入れています。

一工夫してバスタイムを楽しく過ごす。

お風呂 施工例

ユニットバスは特注のバスのように広がりを持つことができない
というわけではありません
をできるだけ広く見せたい場合は一工夫してみましょう。

狭いスペースを最大に広く見せるためには
部屋を大きくするだけがただしい回答ではではありません。

最近ではユニットバスでも様々な扉のオプションがあり
窓ガラスを大きくしたりつけるなどの対応は
どのメーカーの御風呂でも大体対応できるようになっています。

洗面脱衣室と一体化して見えるようにします。
ガラスで仕切って大きく見せる窓をつけてみましょう。

トイレも別の部屋にするのではなくしてみるのもひとつの方法です。
視覚的にも大きさも同じ空間にすることでさらに広がりを持つのです。

トイレの一体化については好みがあるので設計打ち合わせの段階で
よく検討して一室化するのがよいでしょう。

お風呂 出れる窓

バスを広く見せる方法に大きな窓を設ける方法があります。
窓の外にテラスや大きな洗面脱衣があれば十分広く感じられるのです。

高級ホテルのバスルームのように雰囲気をオリジナルで作ってみましょう。

コストもやる気さえあれば工夫ができるはずです。
最高のバスタイムが楽しむためにオリジナルのスケッチをしてみましょう。