曲線コーナー変形敷地に建つ住宅

こちらの住宅は洋瓦を載せた外観になります。
外壁は塗り壁で人間の手の加わったあたたかさがあります。

外観は曲線のある角地ということもあり
その曲線にあわせた平面形状になりました。

輸入サッシの樹脂サッシを発注したのですが
なかなかこれが現場の進捗にそぐわず
苦労をすることになりました。

それ以来、あまり輸入サッシが好きではなくなり
まれにしか使わなくなりました。

外部のドアや窓の一部は木製でつくりました。

内部のドアは無垢材で統一していきました。

内装は思いでつくりとコストダウンを兼ねて
タナクリームをセルフビルドで塗ることにしました。

設計事務所のアルバイトの大学生の友達も動員して
建て主を含めて5人ぐらいで塗りましたが
人が違うとタッチが変わるので最初はどうなることやらと思いましたが
乾燥するとさほど目立たなく合格点の仕上がりになりました。

これから、セルフで塗る方へ
意外と大丈夫なものですよ(想像より疲れますけど)

内装の床は無垢材を使用していたので
温かみもあって窓の雰囲気にもマッチできたと思います。

そして意外に難産だったのがキッチンです。

カウンターの石材やコーラー社のシンクや水栓
ビルトインコンロや本体部分に至るまで
発注が別だったのであわせるのにも細心の注意が必要でした。
一部、下地の穴あけなどが合わずやり直しもありました。

キッチンに無垢材のカウンターをつけて
配膳と食事もスムーズになるように配慮しました。

ライティングレールは後から自由な位置に照明を移動できる

住宅の居室は一部屋に大きな蛍光灯で
照明計画することが多いのですが
デザイン住宅や吹き抜けのある家など
インテリアが特殊な場合は照明が不足するエリアがないか
心配になって必要以上に照明をつけがちです。

多めにつけて消しておけばよいという考えもありますが
後から増設できて位置も自由になるレールがあれば
ある程度の不安は解消できるはずです。

店舗計画などで天井にレールがあって
スポットライトなどが好きな場所に
取り付けられるのを見たことがあるでしょうか?

補助的な照明としてライティングレールをつけても良いし
メインの照明でも個数を後から変えられたり
場所を移動できることから店舗では重宝します。

住宅においても絵画を飾る場合などに適しています。

後から家具の配置を変えそうな場合でも
レールの範囲でスポットライトが移動できることや
個数を後から増やすことが出来るので
照明計画に不安のある場合レールのみを設置しておくことで
様々な変化に対応が可能になります。

テーブルが置ける広さの屋上テラスを作る

屋上テラスには2階部分や最上階などのテラスがあります。
一般に言われているのは最上階の部分、
屋根の上部に登ることのできる景色の良いテラスを
屋上テラスとか展望テラスなどと呼びます。
テーブルや椅子の置ける規模のものや
物見台程度に人が数人たてる広さのものもあります。

屋上テラスのアクセス方法ですが
階段室を最上階まで延長してペントハウスにするものや
ロフトから外部へ出るプランなどがあります。

屋根部の場合、周囲の景観が一望できるので
通常とは違った視線で敷地の眺望を堪能できます。

また、天窓や高窓のメンテナンスが必要な場合なども
屋上テラスを設けて上から清掃などを行うプランニングが重宝します。

2階のテラスから外階段を上って屋上へあがる
1階のテラスから2階へ上がるなど
階段でテラス同士をつなげることで
外部空間をより楽しむことも出来ます。

近年ではエコなどの観点から、
屋上緑化などの製品も販売しています。
事前に重量などを計算して設計しましょう。

屋上テラスの表面は小さな面積であればFRP防水
大面積ならばゴムやシート系の防水
アスファルト防水をして防水層を保護する仕上げ層を
設けてデザインをしていく場合もあります。

戸建て住宅の天井を高くする方法

勾配天井のインテリアはどうやってつくるのか?

勾配天井とは部屋の天井が屋根なりに勾配になっていること
吹き抜けのような天井の高い空間のように
屋根の勾配を利用して天井を高くすることを主に言います。

屋根勾配を利用するので勾配天井にしたい部分の上部は
テラスや部屋ではなく、屋根になっている必要があります。

1階のリビングやダイニングも上に部屋がなければ
天井を屋根なりに高くすることが出来ます。

吹き抜けというと容積が大きくなるので、
暖房効率が気になってしまいますが
勾配天井ですこし天井をあげる場合は
部屋の容積も少しだけ増えるだけなので
極端に暖房効率が落ちることもありません。

インテリアも少し天井が高くなるだけで
大きく雰囲気が変わります。

また、勾配が付いているので
デザイン上個性的な雰囲気が演出でき
想像以上に豊かな空間が得られるケースが多いです。

少しの工夫で広がる空間のアイデアですが
あらかじめ間取りの工夫がいるので
意図して間取りを作らないといけません。

家の中に目隠しの塀をつくる

家の中に塀ですって?
別にブロック塀をつくろうというのじゃありません。
2Mや1.5M程度の目隠し塀を作ってそのうしろにスペースを設ければ
そこは収納になります。壁はギャラリーになります。
TV掛けとしても有効でしょう。

パーテション程度だと何か置き家具のようで
雑然とした感じになりますが、
壁で立ち上げるとインテリアの一部としてかなり
空間が変化するものになります。
コート、帽子、すぐ使いたいものでなんでも裏側にしまいます。
すぐ取り出せるし見えないというのが嬉しいですね。

吹き抜けは狭くても光が入る

吹き抜けは幅2Mでも十分広く見える

吹き抜けを作りたいけど2階のプラン上
どうしても広く取れない場合があります。

狭いと本当に意味のない吹き抜けになるのでしょうか?
平面図で見ると幅2Mの吹き抜けは狭く感じてしまいますが
実際には幅が狭くても十分その効果を感じる事ができます。

立体的に考え方を変える必要があります。

視覚は近くよりも奥の方が広域に見えるので
奥行きがあれば広く感じる効果があるのです。

特に2階の天井が広ければ見上げたときに
2階の天井部分の広さを感じる事になります。

この大きさならば冬は寒さ対策でカーテンなどでふさぐことも出きます。

テラスに面して配置すれば外から掃除することもできます。

ライティングレール

あらかじめライティングレールをつけておき、あとで照明を補う方法です。

少し照明の量が不安だなと思う時や
テーブルを置く場所が変わりそう、居場所が変わりそう。

適切な照度というのは決まってはいるのですが
明るさは人によって感じ方も変わります。

ライティングレール

そこで、後でスポットライトを増やすことのできる
ライティングレールを設けます。

スポットライトでなくてもレールさえあれば照明を増設が可能です。

住み始めてから照明は追加すればよいので
まずは必要最小限から新生活をスタートできます。

スキップフロア

スキップフロアで空間を分ける設計例です。

ワンフロアのスペースで広く見せながら
空間だけを2つに分ける方法があります。

一部屋の真ん中部分に40~150cmぐらいの段差をつけて
階段などで行き来ができる状態にします。

視線は別々になりながら天上がつながった状態など
空間を大きく感じながら居場所を分けることができます。

スキップフロア

大きく段差をつける場合は手すりなどで落下防止をしますが
小さな段差であれば階段のみで開放感を演出します。

階段を介してリビングとダイニングを分けたり
大きな寝室の真ん中でスキップさせてアクセントにします。

スキップフロアの下の階はどちらかの天井を
高くすることができたりします。

シューズクローク

シューズクローク

シューズクロークはたくさん靴が入ります。

靴箱や下足棚などの言葉はよく耳にしますが
シューズクロークという言葉はあまり耳にしません。

玄関の近くに配置する靴用の納戸のようなものですが
思った以上に収納力を発揮します。

納戸の壁一杯に可動棚を配置して収納することが可能で
棚以外の部分もゴルフバックなどが置けます。

ブーツなども収納しやすく自由度があり使い勝手がよいのので
棚をあらかじめ作ってもよいし、
コストがあわなければスペースだけ作って棚を購入してもよいでしょう。

利用者の評判は良いようです。

そしてなによりも上手に使っていただけるのが喜びです。

照明器具の選び方

ブラケット照明

照明は反射と影をイメージしていきます。

照明を購入するときは照明本体の色や形から
光がどのように反射するのか影がどのようにできるのかを想像します。

照明電球を覆うガラスや布のシェードの色や形で見え方が変わるからです。

実際はに照明があるイメージを頭の中で浮かべます。

光のように形のないものは想像力を膨らませなければ見えません。

照明は雑然とした面に配置するより、
すっきりとした場所に配置すると綺麗に影を見ることができます。

とくに派手な部屋にしなくても
プレーンな部屋にお気に入りの照明を飾るだけで
空間をデザインできるのです。

坪庭画像

坪庭

坪庭というのはたった1坪ほどの庭のことで
大きさで言うと畳2つ分ぐらいという意味
小さな庭を表現したものです。

和風の小さな庭の事を指すことが語源ですが
モダンでも小さな庭のことを伝える言葉として使われます。

その小さな庭を住宅のプランにもりこんで
大きな窓を付けてみましょう。

庭に反射した光が窓から室内へ入ってきます。

小さな中庭を住宅にプランニングした場合でも
大きさに関わらず壁に反射しながら光は内部空間へ届きます。

明るさを求めたい人にはお薦めです。

写真は住宅の坪庭から光のビームを部屋に入れる施工例
玄関とリビングと廊下にひかりと坪庭の景色を取り入れられました。

高窓 事例

高窓 意味

さわやかな朝日は一日の活力を生みます。
そこで高窓から光を取り入れる事例を紹介します。

明るい家づくりは日当たり良好という意味もありますが
毎日をいかに健康的に快活に過ごすことが出来るかという意味もあります。
南側の光でなくても北東や東の光
北側の反射光などがさわやかに取り入れられれば
朝からさわやかな気分で生活が出来るのです。

特に朝日ですが一日の始まりをむかえるのに
活力の源になる大事な光といえます。
視線が気になるようでしたら上からの光でも朝日を取り込むと
さわやかな家作りになります。

特に戸建の注文住宅の場合、窓は基本的に施主の自由になります。
特に決まりはないのですからにより効果的な光のとり方の提案を
設計者依頼してみるのも良いでしょう。

敷地の形状や隣地の状況、景色などで快適な窓の方向は違うので
自分の家なりの快適な窓の配置を検討してみましょう。

たたみ下収納をつくる

今回は段差の下に引き出し収納をつける例の紹介

たたみ下収納 引き出し収納

たたみコーナーやスキップフロアを設計した場合
段差の部分を利用して収納を作ることも可能になります。

引き出しはキャスターをつけることで
奥行きのあるものも製作が可能になるので
大幅な収納力のアップになります。

大きな木の箱の下に椅子のキャスターや
扉に使う戸車のようなものが付いているイメージです。

キャスターが自由に動くと横の板にこすれて出し入れしにくいので
キャスターはあまり自由に動かないタイプが良いと思います。

キャスター部分の下にあらかじめレールをつけておくと
スムーズに引き出しが出し入れできるようになります。

引き出し表面だけ壁の色に合わせれば目立ちにくくなります。

普段は目立たない場所にたくさんのものをしまいこんでみましょう。

家のプランは無駄があったほうがよい。

土間スペース

無駄に広い廊下で無駄な時間をすごことののできる家を設計しました。。
個人的な思い出ですが私は無駄に広い廊下が好きなのです。

土間スペースが広くあることでいろいろなことに利用できる
ただの廊下だけでない利用の仕方が出来るのです。

というのも小さな頃に近所の友達の家の個室は一人3畳ほどしかなく
とても小さいのに廊下の幅が広くてカーペットが敷いてあり
なぜか、廊下で遊ぶといった家がありました。

そのお家は裕福な家庭で家も立派なデザインされたもの
けして貧しいからそうなったプランではありませんでした。

その廊下の広さがなんとも快適で、
まさに無駄としか言いようのないスペースだったのですが
そこでむだな時間をすごす事こそ
子供だからできる醍醐味だったのかもしれません。

大人が人の家の廊下でだらだらと無駄な時間をすごす。

昔の縁側みたいなものでしょうか?

廊下ではなく部屋のように大きくしてしまえば
廊下は消滅して少し大きなくつろぎのスペースです。

無駄を作ることで無駄なスペースが減る事もあるのですね。

書斎は狭くてもつかえる

書斎 狭い部屋

いろんな個室があります。
寝室、子供部屋、書斎、家事室パソコンを使う部屋、和室、スポーツに使う部屋
まあいろいろありますけれどもシアタールームとかですね、
その中で趣味の部屋、ホビールームとかですね、
そういった遊びの空間っていうのは必ずしも四角い空間、
整ってなければならないと言うわけではありません。

むしろですね小屋裏、屋根の形が天井の形に成っているとか、
そういった一見マイナスの条件に思えるもの、
形が円いとか細長いとか、
そういったものでもホビールームのような場所、
趣味の展示に向いている場合があります。

ですから、すべて均一の部屋を造るということは
本当は必要ないという事なんですね。

狭いほうが個性的な部屋になる場合や
天井が低いほうが落ち着くとか面白みがあるという場合があります。

小屋裏部屋 天井の低い部屋

こもって何かをしたいと言う場合は
普通の2メーター50センチの天井は必要としないはずです。

地べたに座って本を読むとかあるいはプラモデルを造るということであっても
椅子に座れる天井の高さがあればよいという事になります。

そういったいろんな物を趣味のことをするのはかえって
悪条件の場所でまあ断熱とかさえしておけば
かえって面白みがでると言うことが多いんですね。

そういった場所の言うのは造ろうと思わないと出来ない事があります。

昔の建物であれば天井裏が大きいとか、
最近の作り方でいうとやはり合理的なつかり方をしてますので
人が立てるという天井裏は必ずしも取れない場合があります。

ですから人が頭が当たらない程度に立ちたいんです。

狭くても良いからほしいのです。
という要望をきっちり伝えてそういった天井裏を造る、
わざと造るそういったことが必要になってくると思います。

蔵のある家を作ってみる

蔵のある家

天井高1.4Mの蔵と呼ばれる書斎、DENとおよばれるスペース
合法的に延べ床に入らない部屋を作ってみます。

容積率がいっぱいの場合は重宝しますね。

リビングやダイニングキッチンの付属した部屋として
隠し部屋をつくる場合があります。

蔵収納はパントリー、納戸とも呼べるスペースで
目立たないところに扉や引き戸をつけ
扉を開ければ収納や書斎など小さな部屋がある仕組みです。

この小さなスペースはリビングなどのメインのスペースに
しょうがなく置いてしまうものをしまいこむ事ができ
メインのスペースに空白を作る効果が期待できます。

スキップフロアやビルトインガレージのある家では
上の階と下の階の間に合法的な隠し部屋を作ることも可能になります。

立体的に天井高さを調整する事で生まれるスペースです。

階段の踊り場の下にも隠し部屋はつくれます。

余るスペースをなくすのではなく、使えない余白を使える大きさに変える。
余分にあまらせて使い勝手をよくしていくという発想が大事なのです。

部屋にシャワーブースをつける

シャワーブース

日本ではシャワーが部屋についていることはあまりありません。

外国のホテルなどに行くとバスタブではなく
シャワーブースが付いている簡単な部屋があります。

別にバスタブがなくても人間は死なないのです。

日本人がバスタブが好きということもあるでしょう。

ですから、二世帯の住宅の二つ目のバスルームや
あまり風呂に入らない人はバスルームだけで十分という考え方もあります。

水栓と排水さえあればあとは水漏れの処理だけです。

簡単なユニットはネットでも購入が可能です。

部屋に簡単なシャワールームを設けてみましょう。

神棚、お札を置く場所をつくる。

神棚 洋風

初詣にいく習慣がある。
神社に行くと賽銭を入れて願い事をしてしまう。

厄年なのでお祓いに行ってお札をもらった。

等などモダンな生活をしていても
困ったときの神頼みということも人間ですからあります。

商売をされている方、経営者の方は
やはりそうした神棚なる場所が必要な方も多いのが現実です。

仏壇や神棚は和室になければならないという規則は
建築基準法には記載されていませんので
どこに仏間があっても神棚があっても良いわけです。

そこで、扉の上部や部屋の壁の上のほうに
つけられそうな場所を見つけて窪みを設けておきます。

方向は南か東向きに穴が向くようにしておけば大抵は大丈夫です。

破魔矢とかおふだなるものはもらってきたら
冷蔵庫の上とかに置いてはいけません。

神棚を作っておけば気分的にも上がるというものです。

折り紙のように模型を作ってみる

住宅 模型

図面でよく分かりにくいとき
スチレンペーパーと呼ばれるも模型用の材料を切って
白い模型をつくります。

でも、そんな材料家にはないですよね。

インターネットショップで材料は売っているので
購入して、材料が来るのを待ちます?

待てないですよね。すぐ見たくなるのが人間というものです。

近くに厚紙、ボール紙はありますか?

なければ・・・ちょうど良い材料があります。

はがきです。ちょうど良い硬さで切りやすく
場合によっては写真や絵が付いていて見た目も綺麗です。

子供の折り紙程度の精度でよいので、
はさみ・のりセロハンテープで模型作っちゃいましょう。

大体でも良いですし、コンビニで図面をコピーして
ハガキに貼り付けてから切り抜いても良いでしょう。

まずはやってみますか?

斜線制限の厳しい敷地でロフトは出来る

ロフト 子供部屋

北側斜線や高度斜線など周辺敷地に配慮を要する建築地の場合
屋根の形に制限を受けます。

主に北側の部分、隣地に対しての配慮が必要な部分が
制限を受ける法律ですので
隣地に影響のない部分の屋根の形は制限の範囲で高くすることが出来ます。

北側から片流れの屋根にした場合南側はロフトを作るボリュームを
十分に確保することが可能になるのですね。

考え方ですが、ロフトの床を2階の床から高くしなければ
それだけ屋根を高くしなくても収まる。

ロフトの下の部屋の天井が一部低くなりますが
それもインテリアのひとつ、上りやすくなるなど
良いところを見つけていけばメリットも感じられます。

ロフトと呼ばれる部分の天井高さが1.4Mであっても
1.4Mの高さの天井は想像よりも高くつかえるので
同じボリュームの家の中でスペースを増やしたい場合は
ロフトはお薦めのアイテムです。

スキップフロア

建築雑誌や写真ではスキップフロアはよく見かけます。

リビングとダイニングが半階ずれていたり
1メートルぐらいの段差が部屋の中であったり
魅力的なのにつくりかたが分かりにくい手法です。

プロに任せればすぐ出来そうなものですが
平地でスキップフロアを作る為には
段差を生じる為の工夫が必要になります。

平面図では極めて分かりにくいので
断面図で計画をしていきます。

スキップフロア

吹き抜けを作りながら段差を生じる方法
駐車場など天井高さの低い部分を作りながら
段差を設計していく方法
そして傾斜地を利用してスキップする方法です。

スキップフロアの作りやすい敷地条件というのがありますが
何もないところに立体的な仕掛けをする為には
断面図を描いて、立体的な思考をしていきましょう。

中庭のある家

中庭・パティオのある住宅のプランニングは
人気のあり、あこがれも多いのだと感じます。

その効果はどのようにあるのでしょうか?

場所で多いのはやはりリビングから見える
ダイニングキッチンから見えるプランニングです。

リビングとダイニングのスペースで挟み込む場合
中庭部分も部屋の一部のように感じられるので
室内の面積以上に横に視線が広がる効果があります。

中庭のある家

つぎに要望が多いのは
玄関ホールから庭が見える間取りです。

玄関を開けてすぐに大きな窓があることで
玄関ホールに入ったときの視線が大きく開けます。

また、中庭から光が差し込んでくるので
明るく健康的なスペースをつくることができます。

空間に広がりを持たせる効果のほかに
光が取り込みにくい場所でも明るいスペースを
作ることが可能になります。

和室の押入れの位置はもうひとひねりできる

和室 押入れ

押入れの面には窓を付けられないとあきらめるのは早いです。
押入れの下に地窓を設けて上に収納を付けることもできます。

確かに和室の作法にこだわれば制限はでますが
ほんのすこし柔軟に間取りしてみます。

オーソドックスな襖の配置は落ち着きますが
少しだけ崩して配置してみます。

壁面収納だとおもって自分の使いやすい配置にしてみましょう。
少し収納量が増えるかもしれません。

和室 吊押入れ

低い位置にある押入れの地袋

高い位置にある押入れの天袋

吊押入れなどの収納などの組み合わせで
少し使い方を工夫すると収納が増えて
インテリアにもなります。

ビルトインガレージは部屋から見えるほうが面白い

ビルトインガレージ 間取り

上の画像はガレージの隣に中庭のある住宅プランです。
中庭の向こう側はリビングになります。
中庭越しにガレージの愛車がいつも見えるようにしました。

ガレージはRC造で頑丈かつ防音性能も高いですが
機密性が高く排気ガスがこもりやすいです。

プロペラファンをつけて強制排気するようにしました。

シャッターはオーバースライダーにして
外から見た目もすっきりしています。

間取り ビルトインガレージ

鉄骨造の住宅場合梁のデザインにも気をつけたいところです。

あらかじめ穴を開けることで配管を通りやすくしました。

アルミの外壁と合うようにシルバーの塗装を施しています。

書斎からガレージが見える窓をとり
玄関ホールからも車が見えるようにしました。

ガレージの素材は見た目を左右するので
自分の好きな質感を整理して考えましょう。

手洗いカウンター付トイレで少しだけ広くする。

トイレ 施工例

トイレはほかのスペースに比べてスペースが小さくてすむため
コンパクトに収めることで何も疑問に思わなくなりがちです。

少しだけ大きく豪華に見せるためには
手洗い器などをトイレ内に設けて広めにつくります。

その素材もさまざまなタイプがあるので
好みによって、木質、石質、ガラスなどを選びましょう。

上の自然な素材で統一した例です。
カウンター材も無垢材にすることで風合いを楽しむことができます。

床のフローリングはメンテナンスを考慮しながら
無垢フローリングのコーティングの厚いものにしています。

トイレ 手洗い器 施工例

鮮やかな色の洗面ボールとブラックのメラミンカウンターです。
コスト抑え目でも色で工夫することができます。

トイレの床は塩ビタイルの床ですが
店舗用のビニールタイルであれば色も風合いも豊富で耐久性も抜群です。

まるで本物のフローリング床のようです。

ビニール系の床はメンテナンスがしやすく腐りにくいので
トイレ向きの材料といえます。

高窓でダイニングキッチンにやさしい光を取り込む

ダイニングキッチンに高窓をつけるとやさしい光を取り込むことができます。

天窓と高窓の違いってなんですか?

天窓トップライトは天井に着く窓のことです。
高窓ハイサイドライトは部屋の高いところにつく窓です。

天窓は普通の位置につく窓より3倍の光の量が取れるとされますが、
光が強くて暑すぎるということにもなりかねません。

高窓

高窓も上のほうから光を取り込むので明るいのですが
天窓ほどの直射日光は期待できない反面、
柔らかな光を取り入れられることが可能になります。

むしろ心地よい方位に窓をつけることができるのです。

いままで建築した施主の意見ですが、
朝とても気持ちよくつけてよかったと好評です。

空が見えるというのも満足度が高い要素になっているようです。