土台伏せでいよいよ家づくりが本格化

土台伏せでは土台を基礎の上に乗せていきます。

あらかじめ基礎にセットしておいたアンカーボルトで
土台を固定する作業ですが多くの場合は
基礎の水平レベルを調整後、基礎パッキンなどで基礎から浮かせて
通気の隙間を作ったうえに土台を取り付けます。

ただ乗せただけでは家が風を受けたときに
引き抜かれるような力に耐えられないので
アンカーボルトでしっかり基礎に固定します。

重要な柱付近はホールダウンアンカーと呼ばれる
柱に取り付けるような金物が取り付けられます。

ボルトの位置の精度はコンクリートを流し込む前に
ほとんど決まりますのでこの段階では直す事ができません。

位置や数などはあらかじめ現場監督がチェックを行います。

基礎配筋のチェックの仕方

基礎の鉄筋は綺麗に並んでいるに越したことはありません。
綺麗な現場はミスも少ないことも多いのも事実です。

基礎配筋のチェックはきれいに並んでいるかではなく
鉄筋の直径と間隔が図面どおりになっているかを確認します。

もちろんぐにゃぐにゃ曲がっているかどうかも気になります。

でも大事なのは指定の鉄筋が図面通り必要本数あるかが大事です。

チェックの方法は立派なメジャーではなくても大丈夫です。

20cmおきに鉄筋が入る指定であれば
1Mが5分割になるように鉄筋があるか見ます。

正確に20cmおきにと神経を尖らせるよりは
少なくないかどうかチェックするのです。

素人の場合は鉄筋の上に乗って歩くのも慣れてないので
せっかく組みあがった鉄筋を壊さないように注意します。

捨てコンクリートに水平にスペーサーで浮かせてあることも確認します。

型枠に極端に接近している鉄筋がないかどうかも確認しておきます。

丸いプラスティックリングがスペーサーです。

型枠に接近しないように整然と配置されているのを確認します。

鉄筋の定着長さやフックなどは専門職の監理者にまかせましょう。

鉄筋径や間隔に問題なければ、全体を見渡して
雑然と配置されている箇所がないかチェックします。

あればきれいに配置しなおすように指示をします。

捨てコンクリート

捨てコンクリート

住宅の基礎の型枠工事と配筋を正確に行う為に
砕石を敷いた上に捨てコンクリートと呼ばれる
薄いコンクリートの層が図面に記載されます
基礎の位置や厚さなどを正確に墨だしできること
鉄筋を配置するときにもこの捨てコンクリートがあることで
スペーサーなどが性格に配置され
水平垂直の寸法もコンクリートのかぶり厚さも正確に確保することが可能になります。

捨てコンクリートがない場合砕石のみが
コンクリートの基礎スラブの下に配置されることになりますが
鉄筋の水平を確保する上では捨てコンクリートがある方が
正確な施工をすることが可能になります。

砕石 住宅 基礎

捨てコンクリートの下には砕石の層をつくります。
と防湿フィルムを設けます。

縄張り、やり方、建築の配置、敷地境界からの位置を立会い確認する

縄張り 現場監理

敷地に建物の形状を縄状の紐や糸などで位置をだします。

住宅の設計図、配置図に記載された情報を実際にチェックするのが目的です。

主に敷地境界からの距離や道路からの距離など
目で見て立会いの上チェックする為に必要になります。

スケール、メジャーなどをあててミリ単位まで目視しましょう。

住宅の間取りや大きさを知る為というよりは
確認して間違えのない基準を定めるものです。

目印になるベンチマークや敷地境界ポイントなども確認します。

このときに道路の高さと敷地の高さについても確認を行います。

残土の処理の方法によっては
現状よりも敷地のレベルが上がる場合があります。

上がる方が都合が良い場合とそうではない場合があるので
地盤の高さについては図面の段階でチェックを終えておきます。

やり方 現場監理

縄張りで位置を確定できたらやり方を行います。

レーザーレベルなどを使い糸を張ります。

正確に位置を出して建築場所の確定をします。

配置図通りの場所に住宅を建てる大事な作業になります。