土台伏せでいよいよ家づくりが本格化

土台伏せでは土台を基礎の上に乗せていきます。

あらかじめ基礎にセットしておいたアンカーボルトで
土台を固定する作業ですが多くの場合は
基礎の水平レベルを調整後、基礎パッキンなどで基礎から浮かせて
通気の隙間を作ったうえに土台を取り付けます。

ただ乗せただけでは家が風を受けたときに
引き抜かれるような力に耐えられないので
アンカーボルトでしっかり基礎に固定します。

重要な柱付近はホールダウンアンカーと呼ばれる
柱に取り付けるような金物が取り付けられます。

ボルトの位置の精度はコンクリートを流し込む前に
ほとんど決まりますのでこの段階では直す事ができません。

位置や数などはあらかじめ現場監督がチェックを行います。

家の中に目隠しの塀をつくる

家の中に塀ですって?
別にブロック塀をつくろうというのじゃありません。
2Mや1.5M程度の目隠し塀を作ってそのうしろにスペースを設ければ
そこは収納になります。壁はギャラリーになります。
TV掛けとしても有効でしょう。

パーテション程度だと何か置き家具のようで
雑然とした感じになりますが、
壁で立ち上げるとインテリアの一部としてかなり
空間が変化するものになります。
コート、帽子、すぐ使いたいものでなんでも裏側にしまいます。
すぐ取り出せるし見えないというのが嬉しいですね。

ロフト階段を収納にする

収納 ロフト階段

ロフトへの階段を収納棚やパソコンデスクにしてみました。

ロフトへの階段は木製やアルミのはしごが良く見られます。

少しそっけないな、もう一工夫欲しいな
そう思ったらデザインしてみましょう。

比較的簡単なのが木製の階段をデザインする事
スチールの梯子にして色を塗ってもおもしろいです。

さらに実用的なデザインすると
収納付の階段をデザインしちゃう事
特注家具がそのまま階段になるイメージです。

完成のときちょっと達成感があります。

ありそうであまり見ませんからね
昔の民家なんかでありそうですが雑誌でしか見ませんね。

実際作ると確かに少し登りにくいような気はします。

でも見た目に楽しいですね。使えますしお薦めです。

和室 おしゃれ

和室のマジック、垂れ壁は板の間を作らなくてもつくれる。

和室 インテリア

スペースの関係で床の間をあきらめても
空間に床の間のような雰囲気を作ることは可能です。

現在でこそ床の間を半間とか1間の幅間取りして
しっかりとしたスペースを確保する和室は多いのですが
京都の茶室や昔の書院などは
工夫して床の間らしきスペースを作っている例も多く見られます。

和室の作法については何が正しいということを気にせずに
自由に楽しんでいただければよいのだと思います。

写真の施工例は和室に曲線の垂れ壁をつくっています。

垂れ壁のある部分は特に板の間を増やすわけではなく
通常の間取りのまま作ることが可能です。

垂れ壁の短部を途中で止めておけば畳の寸法には
まったく影響なくデザインすることができます。

和室 モダン

垂れ壁の部分はビニルクロスなどの材料で施工が可能です。

ビニルのほうが伸縮性があるので珪藻土クロスなどの硬いクロスよりも
折り曲げに適しているというのが現場の意見でした。

合板で下地を作るときにはクロスを張り込むときに
手の入る寸法だけ壁に奥行きを作っておきます。

曲線部分はうすいベニアを使っておさえていきます。
垂れ壁部分は土壁長クロス、奥の部分はアクセントで
柄の入ったクロスを使用しています。

塗り壁や和紙を使うのもよいですが
ファミリールームとして使う場合はお子様の手に触れるので
あえて高級な材料を使わなくてもよいでしょう。

カジュアルなクロスとクラシックな風合いも
組み合わせによっては本格的な和室よりも面白く仕上がります。

店舗の畳スペース、小上がりでよく見られるのですが
和室らしい風合いはフェイクでもベースに使用したほうがそれらしく見えます。

すべてをモダンなクロスで仕上げるよりも
ベースを土壁、じゅらくのようなクロスにして
ポイントでモダンな柄を使うほうが和室らしく仕上がります。

天井はアジアン調の編みこんだ柄のクロスでも合わせられます。

オリジナルのデザインと組み合わせを工夫してみましょう。

モザイクタイルでキッチンカウンターを作る

モザイクタイル カウンター

写真はがたがたと不ぞろいな白いモザイクタイル
タイルの一つ一つの精度の悪さが風合いをよくしている
光の反射が平滑でなければないほどバラつきが出るので
結果的に白い材料が温かみをってくれるように仕上がった。

この合板はペンキを塗ると木のチップのあらをひろう。
それを利用してただペンキを塗ればごつごつと荒い仕上げになる。

モザイクタイル キッチンカウンター

写真で遠目からみて同じ白い質感に見えても
クロスの場所、白いタイルの場所
あらあらしいOSBの合板に塗装したもの
ポリ合板でできた扉部分などが混在している。

まったく無色でも光の反射が違えばさまざまな表情を見せる。

やさしい住宅と白っぽい無機質なものを共存させるとき
一部分でも人の手の暖かさ
職人の血の通った荒い部分を残すことで
白く清潔感もちながらやさしい風合いの家になる。

写真のカウンターは
サンワカンパニー
プチメゾンモザイクタイル