引き戸で間仕切り

大きな引き戸で間仕切りをしてみます。

もともと和室の引き戸は壁の意味合いが強く
壁がスライドして横に動くという考え方が和風の作法です。

室内の壁が動くなんて!なんてダイナミックな発想なのでしょう。

そこで発想を転換して、
壁の材料や壁と同じ色で引き戸をつくりスライドする仕掛けをしてみます。

引き戸 間仕切り

扉の材料をクロス貼りにしても良いですし
清掃のしやすいポリやメラミンで作る方法もあります。

引き戸の素材は襖紙でなければならないという法律はありませんから
素材や大きさも自由でよいのです。

好きなときに壁を取り払ったりという考えもできますし
寒さ対策のために冬の間だけ引き戸を付ける事も可能です。

天井までの背の高い引き戸や巾の大きなものも製作で可能ですから
すっきりとしたインテリアを作る事も可能になります。

また、壁が動くので扉の位置は気にしないでプランニングができます。

家のプランは無駄があったほうがよい。

土間スペース

無駄に広い廊下で無駄な時間をすごことののできる家を設計しました。。
個人的な思い出ですが私は無駄に広い廊下が好きなのです。

土間スペースが広くあることでいろいろなことに利用できる
ただの廊下だけでない利用の仕方が出来るのです。

というのも小さな頃に近所の友達の家の個室は一人3畳ほどしかなく
とても小さいのに廊下の幅が広くてカーペットが敷いてあり
なぜか、廊下で遊ぶといった家がありました。

そのお家は裕福な家庭で家も立派なデザインされたもの
けして貧しいからそうなったプランではありませんでした。

その廊下の広さがなんとも快適で、
まさに無駄としか言いようのないスペースだったのですが
そこでむだな時間をすごす事こそ
子供だからできる醍醐味だったのかもしれません。

大人が人の家の廊下でだらだらと無駄な時間をすごす。

昔の縁側みたいなものでしょうか?

廊下ではなく部屋のように大きくしてしまえば
廊下は消滅して少し大きなくつろぎのスペースです。

無駄を作ることで無駄なスペースが減る事もあるのですね。