高低差のある敷地の設計

愛知県の高低差のある敷地に建つ住宅で

敷地を購入するまでいくつかプランを作りました。

建築する敷地に決定するまで他の敷地にもプランを作り、

模型を作るなどして検討をしました。

敷地は建築協定のあるエリアで

高さの制限や北側からの距離が定められていました。

特に2階のボリュームまで壁面後退が指定されていたので

セットバックするなどのボリューム検討を必要としました。

内部空間については外から想像しにくい間取りを要望されていました。

建て主は以前設計した住宅の画像をインターネットで検索して

設計事務所へ電話を頂いて設計を依頼していただいたので、

外からどうなっているか分からない間取りというのがコンセプトになっていました。

外観は箱型にしながら内部空間はスキップフロアにして

設計事務所ならではの面白みをつけるのと

収納スペースや天井の高さなどの実用性を加えていきました。

ダイニングとリビングは2段の階段でスキップフロアになっており、

1階と2階の間に蔵収納を設けることでリビングの天井を半階高くすることができました。

インテリアは間接照明などを使いシンプルだけどデザイン性が感じられるようにしました。

リビングに接する畳コーナーは小上がりにして

畳の下を引き出し収納にしています。

リビングには学習コーナーカウンターをつくり

子供の成長にあわせて、お絵かきや宿題のできるスペースをつくりました。

 

ロフト階段を収納にする

収納 ロフト階段

ロフトへの階段を収納棚やパソコンデスクにしてみました。

ロフトへの階段は木製やアルミのはしごが良く見られます。

少しそっけないな、もう一工夫欲しいな
そう思ったらデザインしてみましょう。

比較的簡単なのが木製の階段をデザインする事
スチールの梯子にして色を塗ってもおもしろいです。

さらに実用的なデザインすると
収納付の階段をデザインしちゃう事
特注家具がそのまま階段になるイメージです。

完成のときちょっと達成感があります。

ありそうであまり見ませんからね
昔の民家なんかでありそうですが雑誌でしか見ませんね。

実際作ると確かに少し登りにくいような気はします。

でも見た目に楽しいですね。使えますしお薦めです。

ニッチで収納をつくる

壁に穴を開ければそこは収納になります。

ニッチ 施工事例

住宅の壁にニッチとよばれる掘り込んだ飾り棚を
付ける例はよく見られます。

ニッチを本棚として利用したり
歯ブラシやコップを入れるスペースにしたり
携帯電話や目覚まし時計を置くスペースもほしいです。

玄関にはキーボックスもほしいです。

ダイレクトメールやハガキ置き場も欲しいですね。
ファーストフードの景品のおもちゃも増える一方です。

わざわざ棚板や家具を買うまでもなく氾濫する小物たち
テーブルやカウンターを綺麗に作っても
その上を覆い隠してしまいはしないでしょうか?

壁に穴を開けるだけで小物は綺麗に納まります。

吹き抜けのインテリア

個室から吹き抜けに窓を取ることで
コミュニケーションを誘発します。

木パネル 内装

個室を2階に配置する例は間取り上良く見られます。
個室にこもってしまうとどうしてもコミュニケーションがとれず
家族のつながりが薄いような気がする。
そうした場合リビングの吹き抜けと個室を窓でつなぐ、

リビング 吹き抜け

立体的にとなりにあるような感覚でプランする方法があります。
個室の壁についている窓をあけると
リビングを上から見下ろせるようにする配置にすることで
上下に分かれている感覚から、
隣に部屋がある近さに感じられるようにします。

ダイニングに作り付けの収納を作る

ダイニング 収納

ダイニングに収納スペースを作り付けで増やしてみます。

住宅の壁に置き家具で収納をつけるのも良いのですが
注文住宅の場合は作り付けで家具を配置すると
長い目で見ると部屋を綺麗な状態に維持するのに役立ちます

最近では既製品の壁収納も多数見られますが
壁に固定することで部屋が雑然としない効果があります

作り付け家具の場合、掃除機などの大きなものも
あらかじめ収納場所を設定することも可能になり
より自分の生活スタイルに合わせた場所へ
使いやすい場所へ物を入れておくことが可能になります

奥まった場所ではなくすぐ出し入れできる場所につくるのがポイントです

場合によっては壁一面を引き戸や開き戸にして
壁を収納化することでさらにインテリアをモダンに仕上げることもできます。

部屋にシャワーブースをつける

シャワーブース

日本ではシャワーが部屋についていることはあまりありません。

外国のホテルなどに行くとバスタブではなく
シャワーブースが付いている簡単な部屋があります。

別にバスタブがなくても人間は死なないのです。

日本人がバスタブが好きということもあるでしょう。

ですから、二世帯の住宅の二つ目のバスルームや
あまり風呂に入らない人はバスルームだけで十分という考え方もあります。

水栓と排水さえあればあとは水漏れの処理だけです。

簡単なユニットはネットでも購入が可能です。

部屋に簡単なシャワールームを設けてみましょう。